3.2.2. column_create

3.2.2.1. 名前

column_create - カラムの追加

3.2.2.2. 書式

column_create table name flags type [source [output_type]]

3.2.2.3. 説明

groonga組込コマンドの一つであるcolumn_createについて説明します。組込コマンドは、groonga実行ファイルの引数、標準入力、またはソケット経由でgroongaサーバにリクエストを送信することによって実行します。

column_createは、使用しているデータベースのテーブルに対してカラムを追加します。

3.2.2.4. 引数

table

カラムを追加するテーブルの名前を指定します。

name

作成するカラムの名前を指定します。カラム名は、テーブルの中で一意でなければなりません。

ピリオド(‘.’), コロン(‘:’)を含む名前のカラムは作成できません。また、アンダースコア(‘_’)で始まる名前は予約済みであり、使用できません。

flags

カラムの属性を表す以下の数値か、パイプ(‘|’)で組み合わせたシンボル名を指定します。

0, COLUMN_SCALAR
単一の値が格納できるカラムを作成します。
1, COLUMN_VECTOR
複数の値の配列を格納できるカラムを作成します。
2, COLUMN_INDEX
インデックス型のカラムを作成します。

インデックス型のカラムについては、flagsの値に以下の値を加えることによって、追加の属 性を指定することができます。

128, WITH_SECTION
段落情報を格納するインデックスを作成します。
256, WITH_WEIGHT
ウェイト情報を格納するインデックスを作成します。
512, WITH_POSITION
位置情報を格納するインデックス(完全転置インデックス)を作成します。

type

値の型を指定します。groongaの組込型か、同一データベースに定義済みのユーザ定義型、定義済みのテーブルを指定することができます。

source

インデックス型のカラムを作成した場合は、インデックス対象となるカラムをsource引数に指定します。

output_type

出力形式を、json,tsv,xmlのいずれかで指定します。

3.2.2.5. 返値

以下のようなjson形式で値が返却されます。 [1]

[[リターンコード, 処理開始時間, 処理時間]]

リターンコード

grn_rcに対応する数値が返されます。0(GRN_SUCCESS)以外の場合は、続いてエラー内容を示す 文字列が返されます。

処理開始時間

処理を開始した時間について、1970年1月1日0時0分0秒を起点とした秒数を小数で返します。

処理時間

処理にかかった秒数を返します。

3.2.2.6. 例

テーブルEntryに、ShortText型の値を格納するカラム、bodyを作成します。:

column_create Entry body --type ShortText --output_type json
[[0,1268211414.42214,0.039489]]

テーブルTermに、Entryテーブルのbodyカラムの値を対象とする完全転置インデックス型カラム、entry_bodyを作成します。:

column_create Term entry_body 514 Entry body --output_type json
[[0,1268211445.26988,0.155751]]

column_create Term entry_body COLUMN_INDEX|WITH_POSITION Entry body --output_type json
[[0,1268211448.73713,0.18734]]

脚注

[1]tsv,xml出力はv1.0でサポートされます。また、処理開始時間・処理時間については正確でない場合があります。

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3.2.3. column_list

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