3.2.8. get

3.2.8.1. 名前

get - 一件のレコードの値の取得

3.2.8.2. 書式

get table [key [output_columns [output_type [id]]]]

3.2.8.3. 説明

groonga組込コマンドの一つであるgetについて説明します。組込コマンドは、groonga実行ファイルの引数、標準入力、またはソケット経由でgroongaサーバにリクエストを送信することによって実行します。

getは、使用しているデータベースのテーブルの中の1件のレコードを指定し、カラムの値を取得します。

3.2.8.4. 引数

table

値を取得するレコードを含むテーブルの名前を指定します。

key

値を取得するレコードの主キー値を指定します。主キーなしのテーブルの場合はこのパラメータを指定しても無視されます(idパラメータを代わりに指定します)。

output_columns

出力するカラム名のリストをカンマ(‘,’)区切りで指定します。 [1]

output_type

出力形式を、json,tsv,xmlのいずれかで指定します。

id

レコードIDによってレコードを指定します。idパラメータを指定する場合は、keyパラメータを指定してはいけません。 [2]

返値 —

以下のようなjson形式で値が返却されます。 [3]

[[リターンコード, 処理開始時間, 処理時間], [カラム値1,..]]

リターンコード

grn_rcに対応する数値が返されます。0(GRN_SUCCESS)以外の場合は、続いてエラー内容を示す 文字列が返されます。

処理開始時間

処理を開始した時間について、1970年1月1日0時0分0秒を起点とした秒数を小数で返します。

処理時間

処理にかかった秒数を返します。

カラム値n

output_columnsで指定されたカラムの値。

3.2.8.5. 例

テーブルEntryから主キー値が”abandon”であるレコードのbodyカラムの値を取得します。:

get Entry abandon body

[[0,1268211658.00739,0.000361],["放棄する"]]

3.2.8.6. 関連項目

load

[1]output_columnsでのgrn式指定はv1.0でサポートされます。
[2]idパラメータはv1.0でサポートされます。
[3]tsv,xml出力はv1.0でサポートされます。また、処理開始時間・処理時間については正確でない場合があります。

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3.2.7. delete

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3.2.9. load

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